セントレア24時

セントレア24時

眠らない中部圏のスカイゲートウェイに密着

2010年度実績で約921万人もの航空旅客数を数えた中部国際空港、セントレア。
観光名所としても名高いセントレアには、航空旅客以外にも500万人以上の人が訪れる。
これだけの人が訪れるスポットというのも、そうあるものでもないだろう。
そして、このセントレアを支えるのが、空港で働く多くのスタッフだ。
彼ら、彼女たちの頑張りで、楽しくて、快適なセントレアの毎日がある。
朝から深夜まで、現場を直撃してセントレアの1日を追った。

※本記事は、複数日にわたって取材した写真を、空港の一日を追いかけるという企画趣旨のもとに再構成したものであり、
記事の内容は実際のタイムスケジュールなどとは異なる個所があります。ご了承ください。

6:00 ランウェイ

24時間運用空港のセントレアで、今日一番に到着するのはハノイからのベトナム航空機。
定刻6時40分のランディングを皮切りに、次々と国際線が上陸し、空港が本格的に動き出します。

8:00 チェックインカウンター

午前出発便は8時から10時の間に集中しており、チェックインカウンターが最もにぎわう時間。電車を降りてから搭乗ゲートまでフロア移動や段差がなく、チェックインしてから搭乗までの実歩行距離は300m以内。旅客導線が短く、ラッシュ時でもスムーズそのものです。

9:00 ランプエリア

ターミナルビルと航空機を接続するランプでは、グランドハンドリング作業が進行中。機体の周りにさまざまな特殊車両がつき、貨物や手荷物の積み降ろし、飲料水の供給、PBB(搭乗橋)の操作などが着々と進められていきます。同時に、ライン整備士が機体に異常がないか目視し、安全運航を確認できたらいよいよエンジン駆動。出発の時を迎えます。

保安

セントレアの安全と円滑な運用を24時間見守っているのがCOC(セントレア・オペレーションセンター)監視カメラを用い、保安や防災業務、飛行場運用、航空保安業務を担っています。

消防・給油

給油航空機火災に備えた消防は24時間体制。燃料は空港島の南端に設置された貯油タンクから、網目のように張り巡らされている地下配管を通して各スポットへ送られています。

12:00 案内所・スカイデッキ

ターミナルビル内は、ランチやショッピングを目的に訪れたお客様でにぎわう時刻。
日本随一のロケーションを誇る展望デッキ、多彩なレストランや展望風呂など、“遊べる空港”の先駆けであるセントレアならではの光景です。

13:00 機内食工場

セントレアでは、そのほとんどが空港島内にある唯一の機内食工場で作られています。機内食は航空会社ごとにメニューが異なるため機械化が難しく、手作りが基本。ホットキッチン、コールドキッチン、下処理、盛り付けなどのセクションに別れ、熟練のスタッフによって丁寧に調理されています。完成した機内食は、温度管理を徹底した特殊トラックで航空機まで運ばれます。

15:30 貨物上屋

貨物便が到着すると、空港島の北側にある貨物上屋では荷捌きや積みつけ作業が始まります。セントレアの貨物上屋は全体で最大年間60万トンもの国際貨物を取り扱える能力があり、中部圏の需要を十分にまかなえるスケール。空の物流を支えるスペシャリスト達が、スピーディーかつ的確に貨物を仕分けていきます。

ドリームリフター

最新鋭機ボーイング787の主要部品を運ぶための専用輸送機「ドリームリフター」。日本で見られる空港は現時点でセントレアのみで、飛来時にはスカイデッキから積み込みの様子を見学できることもあります。

18:00 ターミナルビル

伊勢湾の先に太陽が沈み、セントレアに夕闇が迫る頃、ターミナルビルは再びラッシュアワーを迎えます。国際線の最終便は22時05分発のJALホノルル行き、国内線は20時30分発のANA福岡行き。ランプエリアは灯火で照らされ、昼間と同じく出発準備に追われます。

22:00 ビジネスジェット格納庫

国際線の最終便が、今まさに飛び立とうという時刻。
空港島の北側にあるビジネスジェット格納庫だけは、24時間スタンバイ状態が続きます。整備士・整備員が常駐し、
利用者専用の第2CIQエリア(税関・出入国管理・検疫)も設置。グローバル化する企業活動のニーズに応えています。

23:00 滑走路

ターミナルビルから人が消え、空港が静けさに包まれる23時。閉鎖された滑走路では、黄色い作業車が集合し、灯火の整備が始まります。5000個もの灯火を目視でチェックし、切れている灯火を交換。詰め所に戻るのは深夜2時を回ります。これも、日々の安全運航を支える重要な作業です。

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