このページの本文へ移動

SDGsの取組として空港島周辺海域の冬の幸について学びました。


2022年12月6日に愛知県漁業協同組合連合会 鬼崎漁業協同組合様のご協力をいただき、どのように海苔が生産されるかを学ぶ見学会を実施し、社員有志が参加しました。

セントレア島南北の隣接海域は、毎年11月の半ば頃から翌年3月頃までの間、広大な海苔栽培の漁場となり海面に立ち並ぶ海苔粗朶(のりそだ)や海苔網がその昔からこの地域の風物詩ともなっています。

空港隣接海域で生産される海苔は木曽三川によってもたらされた豊な恵みによって全国屈指の品質と生産量を誇っています。
古くから伝わる海苔栽培は、その成長過程で光合成により二酸化炭素を始め窒素やリンを吸収し新鮮な酸素を放出しており近隣海域の浄化に留まらず、まさに地球環境の保全につながっています。

中部国際空港株式会社ではセントレア周辺の豊かな海を未来につなぐSDGs活動として、2022年5月に実施した木曽川源流域での森づくりや2022年10月に実施したセントレア対岸部の海浜清掃に続き、今回は空港島周辺海域での海苔の養殖を通じて豊かな海と海域環境の保全について社員有志で学ぶ見学会を鬼崎漁業協同組合さんのご協力で12月に常滑市蒲池漁港内で実施しました。
座学では、漁業者の方々が行う海苔養殖の準備から出荷までを映像を交えてお話を伺い、実際に収穫された海苔の加工場を見学させていただきました。
工程が進むにつれて私たちがよく目にする海苔となっていく様子を実際に見学することで、空港周辺の海が豊かな漁場であることを実感するとともに、山と川がもたらす豊かな海づくりを見て聞いて触って食して知った貴重な機会となりました。