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ペットボトルの水平リサイクルに取り組んでいます。

中部国際空港セントレアでは、これまでも使用済みペットボトルをリサイクル業者へ引き渡し資源の有効活用に努めてまいりました。しかし、複数のリサイクル業者を経由し、最終的に処分方法が確定できておらず、処分方法によってはCO2を 発生することになっておりました。
そこで、サントリーホールディングス㈱はじめ関係事業者の協力のもと、この地域で発生するペットボトルの水平リサイクルに取り組むことといたしました。新たにペットボトルを製造する際と比較して石油由来の原料のみならず、ペットボトルの生産・処分に係るCO2排出量の削減が可能となり、脱炭素社会の 実現と持続可能な循環型社会形成の推進につながります。



■サントリーホールディングス(株)、常滑市との連携協定
中部国際空港株式会社は、2022年7月20日、常滑市、サントリーホールディングス株式会社と、ペットボトルの水平リサイクル(ボトルtoボトル)の連携協定を締結いたしました。
この取り組みは、常滑市にも協力を要請し、同市から排出される一般廃棄物のペットボトルも一緒にリサイクルするものです。常滑市と中部国際空港㈱は2021年7月に『ゼロカーボンの実現に向けた連携・協力に関する協定書』を締結しており、行政と企業が連携する事業です。なお、空港、自治体、飲料メーカーによる三者共同の水平リサイクルは全国初の取り組みとなります。

■水平リサイクル(ボトルtoボトル)とは
製品を元の製品に戻すリサイクルのことで、現在主流となっているのは、使用済み製品から異なる種類の製品へのリサイクルであり、最終的には焼却処分されています。一方、ペットボトルの水平リサイクルでは、新たな石油を使うことなく使用済み製品を原料として用いています。同一種類の製品を製造するため、より持続可能な資源の循環が可能となります。
なお、使用済みペットボトルからプリフォーム(ペットボトルの原型)製造までの工程における、新たに化石由来の原料を使用する場合との比較では、約60%のCO2排出量削減効果があるとされます。

■ターミナル内にリサイクルボックスを設置
リサイクルボックスを第1ターミナルビル内5か所に設置し、お客様にもこの活動に参加を呼び掛けています。