面積も広く開放的なスカイデッキはターミナルビルを背にして右手に国内線、左手に国際線を望むことができる。また、先端まで行けば左右に伸びる滑走路を眺めることができ、轟音と共に迫力ある離着陸シーンを楽しむことができる。
ここは訪れる時間帯によって光線状態、航空会社のラインナップ、機体も変わるので、それぞれの時間帯でさまざまな顔を持つイメージ、色の移り変わりが楽しめる。また各場所によってセントレアが見せる表情も変わるため、スカイデッキ内のさまざまな場所で飛行機を眺め撮影してみてほしい。
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海上に面したセントレアで飛行機を手軽に近くで見るには展望デッキが一番。時間帯によって光線状態、海の色やキラリと輝く反射も変わり、遠くには鈴鹿山脈が見える日もあり同じシーンは二度とないくらいの、さまざまな表情が撮影できるのがここの魅力だ。
天気の良い日中は大きなカメラや望遠レンズを構えた人たちでにぎわう。ここは日本の空港のなかでも特に滑走路に近づける場所で、朝は欧州から到着する大型機の迫力あるシーンを、夕方は伊勢湾に沈む夕日をバックに離陸する飛行機を眺めることができる。
滑走路端の方を向いて望遠レンズをかまえれば、タイヤスモークを上げて着陸する迫力あるシーンを狙う事ができる。またボーイング747ジャンボ機をはじめ目の前を通過する大型機を狙うには広角レンズがないと画面からあふれてしまうくらい近い。その際は近くにある照明灯などに飛行機がかからないように注意して、飛行機が画面いっぱいになる少し前にシャッターを押せば大きく飛行機が撮影できる。
- 夏場は南からの風が、冬場は北寄りの風が吹くことが多い。
- 飛行機は風に向かって離着陸をするため、ターミナルビルを背に夏場は右手から、冬場は左手から飛行機が到着することとなる。
- 1年間を通してみると、右手に向かって飛んで行くことが多い。
朝8時から10時まではセントレアの国際線ラッシュ。この時間は色とりどりの尾翼が並ぶのが魅力で、世界各地とセントレアがつながっている事が目で見て感じられる時間帯。午後は逆光になってしまうが、光さえ気にしなければ日中や夕方でも、海外の航空会社のデザインを眺めその国に思いを馳せることができる。ここでは広角レンズで近くに駐機するボーイング747ジャンボ機(デルタ航空や大韓航空)を狙うのもよし、国際線の出発、到着を狙えば、レアな特別塗装機や一日一便の貴重な航空会社の機体などが撮影できる。
また夜は到着してセントレアで一夜を明かし翌朝海外へ向けて飛んで行く飛行機も狙える。セントレアは日本の空港の中でも駐機場が特に明るい空港なので、人と違った絵や夜景を狙うには最適の場所ともいえる。
- 日本ではセントレアしか来ないボーイング747LCFドリームリフター(名古屋近郊で製造したボーイング787の翼や胴体の一部などをシアトルなどのボーイングの工場へ輸送する飛行機)が駐機する場所も、国際線側に停まることが多い。タイミングが良ければ大型部品の搭載作業を見ることができるかも。
ここから管制塔を入れて撮影すればセントレアらしい絵になる。朝一番はセントレアで一夜を明かし駐機場にずらりと並ぶ国内線機たちを見ることができ、それ以外の時間帯はエアバスA320やボーイング737など日本の国内線の主力機材、そしてJAL、ANA、スカイマーク、IBEXエアラインズなどカラフルな国内線機材を見ることができる。
さらに、遠くに目を向けてみると貨物地区があり、セントレアに定期就航しているエア・ホンコンや曜日によってはアメリカの貨物航空会社エバグリーン・インターナショナルなど、窓がなく、レアな貨物機の姿も見ることができるだろう。
なお冬場の視程が良い日は鈴鹿山脈をバックに離陸する飛行機を眺めることができる。ただし寒くて風が強い日もあるので防寒対策を忘れずに。
- 動いている飛行機をキチッと撮るにはブレに注意。
- 初心者はカメラのスポーツモードを使おう。
- 脇をしめて肩幅に足を開いて安定感を出そう。
- カメラを飛行機の動きに合わせて振りながらシャッターを切ろう。
スカイデッキ入口の4階を出た左右の場所。ここからは右側に国内線、左側に国際線の飛行機が並ぶ姿を撮影することができる。どの時間帯でも楽しむことができる場所だが、オススメは朝夕で、ずらりと飛行機が並ぶため、機体全体を入れたり尾翼を切り取ったりなど、さまざまなアングルを楽しむことができる。また午前中、左手国際線側、滑走路と平行に並ぶ飛行機は、この時間しか機体に光が当たらないので、その時間帯にセントレアに到着したらぜひ撮影したい。
また夜は遅くなるにしたがって日中フライトしていた飛行機が続々とセントレアに到着し、一夜を明かすためにずらりと並ぶ姿も見ることができる。駐機場一杯に飛行機は止まる姿を見るのは圧巻だ。
- 撮影するときはフェンスの間にレンズを入れて撮ればフェンスをクリアできる。
- 飛行機を追いかけていくと地平線や水平線が斜めになりがちなので注意。
- レンズフードはフェンスの外に落とさないようにあらかじめ外しておきたい。
コンパクトカメラやスマートフォンの撮影はブレないように構えるのが基本。
特に飛行機は動いているため、追いかけるにもコツが必要だ。
スマートフォンの場合
スマートフォンの場合は手をしっかり伸ばす、もしくは脇を締めてスマホがブレないように注意をしながらシャッターを押す。シャッターのタイミングは焦らすだが、飛行機が画面いっぱいになる少し前に押すと良い。これはボタンを押してから、シャッターが切れるまでにタイムラグがあるため、画面一杯になる少し前に押すのがポイント。