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セントレア公式カメラマン
チャーリィ古庄 「セントレア今月の一枚」Vol.104

2026.7.13 コントレール(飛行機雲)を狙う

まもなく梅雨明け、青空で撮影ができるシーズン到来ですが、セントレアは駐機場や滑走路の飛行機を撮る以外に、上空を通過する飛行機雲を狙うこともできます。中でも湿度が高いこれからのシーズンは狙い目です。

セントレア上空には東から西行きのY50、北西から南東行きのY71、Y289、北東からきてセントレア上空で西南西に向きを変えるY121、小牧から三重へ抜けるV52というように航空路がいくつも通っています。また、すぐ南の河和や北の名古屋港上空にもルートがあります。つまりセントレア上空はひっきりなしに飛行機が通過しています。

そこでふと上を見上げると、飛行機雲が見えることがあります。飛行機雲が出やすい日は晴れの日ですが、これから天気が下り坂になるときは上空に湿った空気が流れ込んでいるため、エンジンの排出ガスに含まれる水蒸気が冷たい空気と混ざり、水滴や氷の粒に変化します。これが乾燥している日だと氷の粒がすぐに蒸発してしまうため、飛行機雲ができない、もしくはできてもすぐに消えてしまいます。そのため、青空で翌日は雨予報の日がチャンスです(そうでない状況でも出る場合もあります)。

撮影時はカメラの露出補正をややアンダー(暗めに)1/3程度下げれば、青空が濃くなり、白いコントレール(飛行機雲)とのコントラストがキレイに写せるでしょう。

1枚目の写真は南西側から飛んできた飛行機がセントレア上空を通る際に、飛行機がやや虹色に輝いた瞬間にシャッターを切りました。

2枚目はY50の航空路と思われるルートを飛ぶ2機の飛行機で、高度差があり、夕陽に輝くコントレールを撮ることができました。

3枚目は残照に照らされた飛行機雲です。機体はわずかに輝く程度ですが、ダークな空にオレンジ色の飛行機雲のコントラストが描かれました。

4枚目は翼全体から出た飛行機雲が色を変えながら後ろへ続く様子をとらえてみました。

このようにスカイデッキでは時間があると空を眺めていると、こんな瞬間に出会えるときもありますので、ぜひ上空を通過する機体も見てみることをおすすめします。

  • 「Charlie FURUSHO」 チャーリィ古庄

1972年東京生まれ、旅客機専門の航空写真家。セントレア公式カメラマン。
世界の航空会社や空港からのオーダーを受けこれまで100を超える国や地域に訪れ航空写真を撮っている。訪れた空港は世界500か所以上。世界で最も多くの航空会社に搭乗した「ギネス世界記録」を持つ。旅客機関連の著書、写真集は30冊を超え、サミットなどのVIP機公式記録カメラマンを務めた経験もあり。飛行機とヘリコプターのパイロット資格を保有。空撮用のヘリコプターも所有している。
公式ホームページ charlies.co.jp