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セントレア公式カメラマン
チャーリィ古庄 「セントレア今月の一枚」VOL.23

2020.6.16 ベーパー

航空写真家のチャーリィ古庄です。
飛行機写真で一番難しいコンディションは曇りの日、晴れならベストですが雨でもアリ。特にこれからの梅雨以降、雨や湿度が高い日は普段とは違う写真が撮れることもあります。

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中でも湿度が高い日におきる飛行機の翼から糸を引くような「ベーパー」と呼ばれる現象を狙いにスカイデッキに行くのもありでしょう。
湿度の高い、低いは天気予報でも出ますが、ちょっと専門的なことをお話すると私は空港のATIS(セントレアは127.075MHz)という無線をエアバンドで聞いて、気温と露点温度(昔学校で習いましたよね)が同じか1~2℃違いならベーパーが出る可能性が大。それ以上差があると出なくなります。このデータを頼りにアングルや狙いを決めます。
また飛行機の機種によってもベーパーが出やすい、出にくいというのがあり、

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エアバスA330はウイングレットから糸を引いたようにベーパーが出ますし、

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ボーイング747は翼全体からベーパーが出る感じです。

なお待機中の湿度は場所によっても異なるので、ベーパーが出そうだと思ったら連写しないと、見えてからでは遅いというケースも多々あります。

さらには雨がふっていれば着陸時の逆噴射により滑走路の水がまきあがるシーンを狙うこともできるでしょう。スカイデッキは先端のそばに雨宿りができる場所もあるので、待機していて狙いの機体が来たら出ればコロナの影響でまだ便数が少ない昨今の状況でもベストな一枚が撮れるかもしれません。

▼チャーリィ古庄連載コラム「オフィシャルカメラマン今月の1枚」▼
https://www.centrair.jp/interest/photograph/column/

  • 「Charlie FURUSHO」 チャーリィ古庄

1972年東京生まれ、旅客機専門の航空写真家。セントレア公式カメラマン。
世界の航空会社や空港からのオーダーを受けこれまで100を超える国や地域に訪れ航空写真を撮っている。訪れた空港は世界500か所以上。世界で最も多くの航空会社に搭乗した「ギネス世界記録」を持つ。旅客機関連の著書、写真集は30冊を超え、サミットなどのVIP機公式記録カメラマンを務めた経験もあり。飛行機とヘリコプターのパイロット資格を保有。空撮用のヘリコプターも所有している。
公式ホームページ charlies.co.jp