セントレア公式カメラマンのチャーリィ古庄です。
今月の一枚は、飛び出るような動きが感じられる「露光感ズーム」というテクニックを解説したいと思います。
先日ANAのエアバスA380がセントレアに来ましたが、夜間スカイデッキから、この手法で撮影されている方々もいました。
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まずはメインの写真を見てください。スマホの小さいサイズだと分かりづらいので、できれば1枚1枚タブレットやパソコンで大きく見ていただければ分かりやすいです。
駐機しているエアバスA380をデッキから撮影したものですが、周辺の光が少し放射状になっていて、動いているような雰囲気に見えます。撮影データは焦点距離35㎜、ISO4000、シャッター速度1/5、F4、です。必要な機材は一眼レフやミラーレスカメラと広角~標準ズームレンズです。
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まずは試し撮りをして露出を決めます(写真2枚目)。
この時は手持ち撮影なので、ブレないように脇をしめて、シャッター速度を1/5に設定、あとはISO感度とF値は、試し撮りで決めますが、ここで重要なのはシャッター速度です。早すぎると手振れは防げますが、「露光感ズーム」はシャッターを切っている間に、レンズのズームリングを動かし、ズームしなければならないので、シャッター速度が早すぎると効果が出づらくなります。
三脚を使用する方法もありますが、この時は手持ちでチャレンジ。シャッター速度は手振れしないギリギリの1/5に決めました。シャッター速度が1/5と遅いので、シャッターを押して露光している時間、つまりシャッターが開いているわずかな時間にズームレンズを手早く動かします。
するとメインカットになります。ここでのポイントは中心のコクピットはブレていないという点です。
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3枚目はミスカットですが、光の線は良く出ましたが、ボディ上部が中心となり、どこにピントが合っているのか、ブレていない場所も分からず、ダメ写真になってしまいました。もちろんメインカットも1発OKというわけにはいかず、数回撮りなおしています。
ぜひこれを参考に、エアバスA380はいませんが、毎晩駐機している機体はたくさんいますので、正面でなくても横向きの機体でも良いので、トライ&エラーを繰り返し「露光感ズーム」というテクニックを試してみてはいかがでしょう。
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1972年東京生まれ、旅客機専門の航空写真家。セントレア公式カメラマン。
世界の航空会社や空港からのオーダーを受けこれまで100を超える国や地域に訪れ航空写真を撮っている。訪れた空港は世界500か所以上。世界で最も多くの航空会社に搭乗した「ギネス世界記録」を持つ。旅客機関連の著書、写真集は30冊を超え、サミットなどのVIP機公式記録カメラマンを務めた経験もあり。飛行機とヘリコプターのパイロット資格を保有。空撮用のヘリコプターも所有している。
公式ホームページ charlies.co.jp