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セントレア公式カメラマン
チャーリィ古庄 「セントレア今月の一枚」VOL.46

2022.5.9 超望遠レンズ

セントレアオフィシャルカメラマンのチャーリィ古庄です。
今月は超望遠レンズの話をしましょう。超望遠レンズと言うと「高くて買えない」と思われる方もいると思いますが、明るい単焦点望遠レンズは100万円以上もしますが、望遠ズームは昔に比べ値段も下がり、中には150mm~600mmなど、かなりの倍率の望遠レンズもあり、10万円代で買えるものもあります。またクロップ機能(画面の一部を切り取る)がついたカメラも増え、400mmクラスのレンズでもクロップ機能により600mm以上になりさらにアップで撮影できるチャンスが増えました。

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では望遠レンズどんな特色があるのか、と言うとまずは遠くのものを引き寄せて撮影できます。
写真1は南風の日に北側から進入するタイ航空のエアバスA350を狙ったもので、400mmレンズを使用していますが、キヤノンEOS90DというカメラでこれはAPS-C(カメラのセンサーサイズ)のカメラなので、レンズの焦点距離が1.6倍になるため、400mmが実質640mmで撮影していることになります。撮影場所はスカイデッキですが、着陸前のシーンもこのように狙えます。(撮影データ:キャノンEOS90D, 400mmシャッター優先AEシャッター速度1/800, ISO1000,-1/3補正)

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圧縮効果
写真2は朝一番のスカイデッキから右側の貨物地区を600mmのレンズで撮影。よく見ると少し陽炎が出ていますが、許容できる範囲。ここで注目していただきたいのが、手前から奥の機体までの距離が実際よりも近く感じられ、迫力が出せる圧縮効果です。(撮影データ:キャノンEOS R-3, 600mm シャッター速度優先AE1/1000, ISO1000)

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さらに600mmクラスの望遠レンズを持って常滑市で空港が見える公園に行けば写真3のこんなシーンも狙う事ができます。(撮影データ:キヤノンEOS R-3, 600mm シャッター速度優先AE 1/2000 ISO640)こちらは背景に対岸の三重県が写り、セントレアのすぐ先にあるように見える圧縮効果が出ています。

このように、望遠レンズは通常の視点とは違う見え方がするので、セントレアフォトコンテストでも毎年選ばれる中にいくつかは入っていますが、注意したい一つ目のポイントは気温が上がると陽炎の影響を受けるので、これからの時期は気温に注意しましょう。
しかし夏でも朝一番や夕景では陽炎が出にくいチャンスもあります。また標準レンズと違い手振れの影響も受けやすいので、セントレアの冬の強風の日はあまりおススメしないので、あえてこの時期にこのテーマを選んでみました。そして二つ目のポイントとして昼間ならシャッター速度はいつもより早め、1/1250~1/2000などに設定すると良いでしょう。もちろん水平線、地平線をまっすぐに狙うのは言うまでもありません。ぜひ、超望遠レンズの世界体験してみてはいかがでしょうか。
また超望遠レンズがあればスカイデッキから機体のアップも撮影できますが、それはまた別の機会に解説したいと思います。

  • 「Charlie FURUSHO」 チャーリィ古庄

1972年東京生まれ、旅客機専門の航空写真家。セントレア公式カメラマン。
世界の航空会社や空港からのオーダーを受けこれまで100を超える国や地域に訪れ航空写真を撮っている。訪れた空港は世界500か所以上。世界で最も多くの航空会社に搭乗した「ギネス世界記録」を持つ。旅客機関連の著書、写真集は30冊を超え、サミットなどのVIP機公式記録カメラマンを務めた経験もあり。飛行機とヘリコプターのパイロット資格を保有。空撮用のヘリコプターも所有している。
公式ホームページ charlies.co.jp