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セントレア公式カメラマン
チャーリィ古庄 「セントレア今月の一枚」VOL.54

2022.9.26 飛行機のカラーリングから履歴に思いをはせる

セントレア公式カメラマンのチャーリィ古庄です。
今回のテーマは、「飛行機のカラーリングから履歴に思いをはせる」というもので、最近よく飛来するポーラーエアカーゴのボーイング777型機のお話。

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貨物地区でたまに見かけるボーイング777の貨物型ですが、社名は書かれていても見えないくらい小さく、ボディにはCARGO(貨物)の文字だけで、ボディ後部は濃紺で塗られ、航空会社のロゴが輝く尾翼は真っ白な謎の機体。(写真1)

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飛行機ファンの中には知っている人もいますが、アメリカの貨物会社ポーラーエアカーゴが運航する機体です。しかしなぜ社名も書かないペイントなのかと言うと、元はこの塗装で活躍していた機体(写真2)だからです。
中南米の大手エアライン「ランカーゴ」で飛んでいましたが、尾翼のロゴと胴体前方の「LAN」の社名を消しただけで、現在は飛んでいるというわけです。

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旅客機なら「コーポレート・アイデンティティ」を気にしますが、輸送するのは貨物なので、カラーリングはあまり気にしていないようです。
ちなみに、「LAN」と言えば、40代後半以上の方で、海外に明るい旅行会社勤務の方やアメリカ路線などを担当していたベテランの航空会社職員ならチリの航空会社「ランチリ」を思い出すでしょう。
当初はチリの航空会社でしたが、その後中南米諸国に手を広げ「ラン・エクアドル」「ラン・ペルー」「ラン・コロンビア」など、ラン時代の最終カラーリングが(写真3、機材は異なる)ですが、その後2012年にブラジルのTAMと合併を行い現在は(写真4の)LATAMとなり、中南米最大のエアラインになりましたが、ホワイトボディに濃紺のカラーリングは今も昔も健在です。

このように、エアラインのカラーリングを見ると、ストーリーや会社の発展が分かるものもあり、飛行機ウォッチングの楽しみの一つでもあります。
もし今度貨物地区に駐機する、ホワイトボディに濃紺のボーイング777型機を見かけたら、中南米で活躍していた機材が現在はセントレアの常連になっている、というグローバルな視点で飛行機を眺めていただければと思います。

  • 「Charlie FURUSHO」 チャーリィ古庄

1972年東京生まれ、旅客機専門の航空写真家。セントレア公式カメラマン。
世界の航空会社や空港からのオーダーを受けこれまで100を超える国や地域に訪れ航空写真を撮っている。訪れた空港は世界500か所以上。世界で最も多くの航空会社に搭乗した「ギネス世界記録」を持つ。旅客機関連の著書、写真集は30冊を超え、サミットなどのVIP機公式記録カメラマンを務めた経験もあり。飛行機とヘリコプターのパイロット資格を保有。空撮用のヘリコプターも所有している。
公式ホームページ charlies.co.jp