セントレアオフィシャルカメラマンのチャーリィ古庄です。
以前も少しこの話をしたかもしれませんが、今回改めて解説したいと思います。スカイデッキの滑走路側から左手を見ると、ほぼ毎日貨物地区に黄色の尾翼の飛行機が日中ずっと駐機されているのが確認できるでしょう。
運航会社は貨物専用航空会社の「エアホンコン」で朝、香港からセントレアに到着。日中はセントレアでのんびり過ごしながら、夜になると貨物搭載作業がはじまり香港を向けて離陸して行きます。
この機体はエアバスA300と言って、今や世界の旅客機シェアの半数(ロシア機やコミューター機を除く)を誇るエアバス社が初代に開発製造したA300の改良型「A300-600R」です。2007年に製造は終了し、貨物機以外では世界でも見かけるチャンスも減り、日本では現在定期便として乗り入れているのはセントレアと関西空港のみという貴重な機体です。そしてここからが本題。
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エアホンコンは現在9機のエアバスA300(貨物型)を運航していますが、機体番号B-LDNという機体は元日本のエアラインで運航されていたものです。この機体、わりとセントレアに飛んでくることも多く、今月も確認できました。
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この機体の経歴を調査すると、日本の登録記号JA8659で1996年に日本エアシステムに新規納入され、レインボーカラーで国内各地に就航(写真2)。
その後2004年に日本航空と合併となり、合併の「アーク」と呼ばれる赤い尾翼のカラーリングへ変更。社名も「JAPAN AIRLINES」の文字が描かれていました(写真3)そして2006年に海外へと売却され貨物機へ改造。エア香港所属となり香港を拠点に日本やアジア各国を結んでいるというわけです。
こんな風に日本国内線で活躍していた機体が海を渡り海外から里帰りを果たすケースもあり、セントレアではそんな飛行機もやってきます。
セントレアの開港は2005年なので、この機体(A300)にとっては名古屋と言えば、小牧空港が懐かしいかもしれませんが、昔は小牧、今はセントレアに飛んできて日本国内を飛んでいた時代を思いだしているのかもしれません。
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1972年東京生まれ、旅客機専門の航空写真家。セントレア公式カメラマン。
世界の航空会社や空港からのオーダーを受けこれまで100を超える国や地域に訪れ航空写真を撮っている。訪れた空港は世界500か所以上。世界で最も多くの航空会社に搭乗した「ギネス世界記録」を持つ。旅客機関連の著書、写真集は30冊を超え、サミットなどのVIP機公式記録カメラマンを務めた経験もあり。飛行機とヘリコプターのパイロット資格を保有。空撮用のヘリコプターも所有している。
公式ホームページ charlies.co.jp