セントレアオフィシャルカメラマンのチャーリィ古庄です。
秋の夜長、真冬ほど寒くないこの時期は夜景撮影がおススメ。これまで流し撮りや、夜景撮影の解説をさせていただきましたが、今回は少々ハイレベルで「夜の滑走路上の機体の撮り方」を説明したいと思います。
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セントレアは駐機場や誘導路は照明灯が機体に当たるので、他の空港に比べても夜景撮影のコンディションは良いのですが、滑走路はどの空港もそうですが、照明が届かない範囲なのでかなり暗いです。そうなると露出設定が難しくなりますが、一枚目の写真は「撮って出し」つまり画像処理をせず撮影したままの状態ですが、陽も完全に暮れて夜の明るさです。
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撮影データはレンズ200mm、「マニュアル露出ISO8000,絞りF2.8,シャッター速度1/5」です。 シャッター速度1/5なのでかなり修行をつまないと手持ちでの撮影は不可能ですので、三脚を立てて雲台(三脚の一番上の稼働部分)をフリーにして左右に振れる状態にして落ち着いて、ゆっくり機体に合わせてカメラを振っています。なおスカイデッキでの三脚の使用はまわりの方に配慮しましょう。ちなみに写真2は駐機場に入るところをISO5000に下げて同じ設定で撮影。つまり滑走路上よりも光があるのでISOを下げています。
夜は明るいレンズがおススメですが、正直明るいレンズはお値段も高いです。一枚目の写真は明るいレンズなので絞りがF2.8ですが、開放値F4のレンズならISO感度を12800など上げれば同じ明るさで撮影が可能となります。なお写真は着陸機ですが、離陸機は動きが速いのでカメラを横に振る動作も早くなり、難易度がさらに上がるので、まずは着陸機で慣れるのがおすすめです。
設定で難しいな、と思った方は写真の基本であるISO感度、シャッター速度、絞りの関係を学んでみてください。絵作りは他の人の写真を参考にしたりすれば、まねはできますが、カメラの設定の基本であるISO感度、シャッター速度、絞りの関係が分からないと、途中で行き詰ってしまいます。さらには夜の撮影はファインダーを覗けば、その時の明暗のコンディションや、仕上がりのイメージがファインダー内で想像できるミラーレスカメラがおすすめです。
とはいえ、夜の滑走路上撮影はハイレベルなので、失敗して設定を学ぶのも基本。行って撮って失敗を重ねれば良い写真を撮ることができます、ぜひ夜のスカイデッキに足を運んでみてください。
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1972年東京生まれ、旅客機専門の航空写真家。セントレア公式カメラマン。
世界の航空会社や空港からのオーダーを受けこれまで100を超える国や地域に訪れ航空写真を撮っている。訪れた空港は世界500か所以上。世界で最も多くの航空会社に搭乗した「ギネス世界記録」を持つ。旅客機関連の著書、写真集は30冊を超え、サミットなどのVIP機公式記録カメラマンを務めた経験もあり。飛行機とヘリコプターのパイロット資格を保有。空撮用のヘリコプターも所有している。
公式ホームページ charlies.co.jp