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セントレア公式カメラマン
チャーリィ古庄 「セントレア今月の一枚」VOL.62

2023.2.24 フォッカー50型機

航空写真家のチャーリィ古庄です。今回のテーマはセントレアが拠点の「フォッカー50型機」です。
近年はスマホの普及により誰でも手軽に写真撮影ができますが、セントレアが開港した2005年当時デジタルカメラはまだ一般に普及していない時代でした。一般の方が写真を撮るときは「ネガ」と呼ばれるフィルムを使用していましたが、我々プロカメラマンは印刷に適した「ポジ」というフィルムを使用していましたが、これは露出調整が難しく、カメラの設定を少しでも間違えると使い物にならず、しかもシャッターを押すたびにフィルム代、現像代を含め100円くらいのコストがかかるため、ポジフィルムを使いこなせる(適切な露出で写真撮影ができる)のがプロカメラマンの最低条件でもありました。そんな当時のポジフィルムを現在コツコツとデジタルデータ化していますが、最近デジタル化した二枚の写真をご覧ください。

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1枚目はセントレア開港当時の2005年に撮影したもの、ANAのロゴが小さく描かれていますが、白ボディに名鉄電車のような赤いカラーリングです。
これは旧社名「中日本エアラインサービス」というエアラインでANAと名鉄の合弁会社があり、セントレア開港に伴い「エアーセントラル」という名称に変更され本社はセントレアにありました。機材はオランダ製50人乗りのフォッカー50型機で「赤鼻のポチ」という愛称で飛行機好きに親しまれセントレアを拠点に運航されていた飛行機です。

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2枚目は2006年11月の朝にスカイデッキから撮影した駐機場で、フォッカー50型機が3機駐機しています。(5機のANAのうち3機がフォッカー50)
エアーセントラルで使用されたフォッカー50型機は4機なので、そのうち2機が1枚の写真に納まるのも貴重で拠点空港ならではですが、この時はすでに赤白のカラーリングからANAカラーに変更されています。そしてフォッカー50型機は2010年には退役が完了しDHC8型機にその任は引き継がれ、運航会社エアーセントラルは同じ年にANAウイングスに再編されました。

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3枚目はおまけですが、2001年に撮影したANAロゴになる前の中日本エアラインサービス時代のロゴをつけたフォッカー50型機、機種部分にNALと描かれています。これがセントレア開港によりエアーセントラルに社名が変わりロゴも変わりました。

このように開港から消えた機体や消えた航空会社もあり、「写真は記録」ということが分かります。特に当時は今ほど飛行機を撮影している人が少ないため、もし昔の写真をお持ちの方はデジタル化しておくことをお勧めしたいと思います。

  • 「Charlie FURUSHO」 チャーリィ古庄

1972年東京生まれ、旅客機専門の航空写真家。セントレア公式カメラマン。
世界の航空会社や空港からのオーダーを受けこれまで100を超える国や地域に訪れ航空写真を撮っている。訪れた空港は世界500か所以上。世界で最も多くの航空会社に搭乗した「ギネス世界記録」を持つ。旅客機関連の著書、写真集は30冊を超え、サミットなどのVIP機公式記録カメラマンを務めた経験もあり。飛行機とヘリコプターのパイロット資格を保有。空撮用のヘリコプターも所有している。
公式ホームページ charlies.co.jp