セントレアオフィシャルカメラマンのチャーリィ古庄です。最近は日差しも強くなり、気温が上がる日も増えだんだんと春めいてきました。そこで今月のテーマは「逆光撮影」です。
写真は光が命ですが、セントレアの場合、朝のスカイデッキ右側(国内線側)は夏の夕方を除いて終日順光。滑走路方向は10時くらいまでが順光となります。順光とは機体にキレイに光がまわる状態です。
これから夏にかけて光がさらに強くなりますが、太陽は真上に上がっていきますのでトップライトと言って日中は真上から光が照らす時間が長くなります。そうなると飛行機のボディは丸いので昼間の飛行機撮影は胴体下部に影ができてしまい、強い光で影も濃くなってしまいキレイな写真が撮りづらくなります。
写真を撮る場合、順光なら飛行機のペイントやカラーリングもキレイに出せますが、逆光はダメかというとそうではありません。セントレアはスカイデッキから見て滑走路方向は太陽の位置を考えると3-4月で15時くらいになれば完全に逆光となります。
この場合カメラが出した露出通りに撮影してしまうと、カメラは明るく輝く海や空の明るさをとらえて露出計算をしてしまうので、逆光により影になってしまう飛行機は黒くつぶれてしまいます。そのためカメラには露出補正という機能があり、逆光でボディの色をしっかり出したい場合はプラス補正をします。
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一枚目ソラシドエアの離陸はプラス1.3補正を行って撮影、後でパソコンの画像処理で色調整を行い尾翼のピスタチオグリーンがキレイに出るようにしています。同じ時間帯でも逆に海のキラキラを狙うならマイナス補正。
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二枚目の写真はソラシドエアと同じ時間帯の撮影ですが、露出補正をマイナスにすると機体のシルエットが強調され、ペイントは見えづらくなります。つまりペイントを見せたいか、機体の形のシルエットを見せたいか、作者のイメージに近づけるのが露出補正です。
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そしてさらに陽が傾いて夕刻になると光がオレンジ色になるので、太陽が海の輝くタイミングで撮れれば、三枚目の夕景の海のキラキラと飛行機のシルエットが撮れるでしょう。この時もマイナス1~2程度露出補正をすると良いでしょう。
もちろん後処理で明るさは調整できますが、ノイズが出てしまう恐れがあるので、撮影時に最終的なイメージの露出で撮るのがポイントです。ぜひ暖かくなってきたスカイデッキで逆光シーンを狙ってみてください。
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1972年東京生まれ、旅客機専門の航空写真家。セントレア公式カメラマン。
世界の航空会社や空港からのオーダーを受けこれまで100を超える国や地域に訪れ航空写真を撮っている。訪れた空港は世界500か所以上。世界で最も多くの航空会社に搭乗した「ギネス世界記録」を持つ。旅客機関連の著書、写真集は30冊を超え、サミットなどのVIP機公式記録カメラマンを務めた経験もあり。飛行機とヘリコプターのパイロット資格を保有。空撮用のヘリコプターも所有している。
公式ホームページ charlies.co.jp