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セントレア公式カメラマン
チャーリィ古庄 「セントレア今月の一枚」VOL.84

2024.11.21 ピンク色の秋の空

セントレアオフィシャルカメラマンのチャーリィ古庄です。11月の日没は16時台とだんだんと日の入りが早くなってきました。そんな秋の季節は夕景を撮影する良いチャンスです。夕景と言っても太陽が沈むときだけがチャンスではありません。どちらかと言えば日没後の方が素敵な空の色とめぐりあえることが多いです。

完全な曇り空の日は厳しいですが、薄曇りの日や西側に少し雲がある日がおすすめ。そして撮影時か撮影後の調整がポイントです。フィルム時代はフィルター、現在のデジタルカメラではホワイトバランスとブラケッティングという機能を使用すると自分の頭の中にある色を出すことができ、フォトコンテストでもベテランの人は撮影時か撮影後にパソコンで色調整を行ってから作品を提出しています。

1枚目の写真は陽が沈んだあとに撮影したもので、西にあった雲に夕景のオレンジ色が輝いていたのでスカイデッキ先端で広角レンズを使用し右下にANAのDHC8-Q400型機を入れて撮影しました。最近のデジタルカメラにはホワイトバランスという機能があり、色を温度の単位で調整できます。単位はK(ケルビン)で日中は5000-5500Kです。撮影時はカメラ任せのオートホワイトバランスで撮りましたが、撮影後に色調整を行い青を強調すると空が見ていた時の色よりも青くなり、カメラにはホワイトバランスブラケッティング補整という機能があり(後処理ソフトでも可能)マゼンタを少し入れるとピンク色の空になりました

2枚目の写真は雲が厚かったため太陽は見えないですが雲がグラデーションになったのでスカイデッキから85mmで撮影。このときコントラストを低めに画像調整を行えば左下のピーチの色から夕焼け空までキレイに出すことができます。

3枚目は薄曇りの日の日没で撮影時にホワイトバランスブラケッティングでマゼンタとアンバーの色を少し入れて撮影(後でパソコンでも可能)。ミラーレスカメラなら画面でこの色味が確認できるので、撮影時にホワイトバランスを変えたり、ブラケッティングを試したりしてみるのも良いでしょう。

3枚とも空が主役で飛行機は脇役ですが、美しい夕焼けを狙う事ができるのがセントレアの特徴ですので、ホワイトバランスとブラケッティングを調整して色のコントロールに挑戦してみてください。

  • 「Charlie FURUSHO」 チャーリィ古庄

1972年東京生まれ、旅客機専門の航空写真家。セントレア公式カメラマン。
世界の航空会社や空港からのオーダーを受けこれまで100を超える国や地域に訪れ航空写真を撮っている。訪れた空港は世界500か所以上。世界で最も多くの航空会社に搭乗した「ギネス世界記録」を持つ。旅客機関連の著書、写真集は30冊を超え、サミットなどのVIP機公式記録カメラマンを務めた経験もあり。飛行機とヘリコプターのパイロット資格を保有。空撮用のヘリコプターも所有している。
公式ホームページ charlies.co.jp