連日ニュースでは「経験したことのない暑さ」など猛暑が報道されていますが、暑いことには変わりありません。セントレアのスカイデッキでは海風が感じられ、スカイデッキ先端では暑ければ室内に入り休憩もできる快適な施設が整っているため、他の屋内施設がない撮影ポイントや他の空港に比べれば快適な環境です。
今回は、そんな暑い日に狙いたい夏らしい空と雲です。モクモクとした入道雲が海の上に出れば狙い目ですが、そうでなくても夏の晴れた日は、モクモクとして立体感がある雲が出現する日が多いです。そんな時は飛行機はもちろん、魅力的な雲のところに機体がフレームインしないかを考えながら撮影します。
機体が上がる位置は、機体のサイズ(大型貨物機なのか、小型のプロペラ機なのか)、行き先(アメリカ行きか国内線かで燃料の搭載量が変わるため滑走距離が違う)、離陸を開始する誘導路の位置(滑走路の端まで行くか、手前の誘導路から滑走路に入るか)などを考え、「あのあたりの雲に飛行機が入れば絵になる」とあらかじめイメージしておきます。これがとても大事です。
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1枚目は離陸したボーイング787型機が立体的な雲を背景に上昇するところをとらえました。機体の位置はこれより後だと雲にかかってしまうので、ここがベストでしょう。
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2枚目はスカイデッキ左手から撮影したもので、シンガポール航空(DHL)の貨物機のため、滑走路をかなり南側まで離陸滑走してエアボーン、背景には三重県の山並みとかなりの高さまで成長している雲が見えます。
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3枚目はスカイデッキ左のターミナルそばから撮影、こちらも背景に白い雲がモクモクと沸き立っています。
撮影のポイントとしては、3枚とも光線状態が昼から午後ということ(機体のボディ上部にしか光があたっていません)で、本来ならセントレアのベストな撮影時間帯は滑走路上の機体に光があたる午前中ですが、午後ならではのチャンスがあるということ。これは、モクモクとした入道雲や積乱雲は午後の方が発生しやすいからです。
また、撮影はPLフィルターを使用して、ファインダーを覗きながらPLフィルターの先端を回して、雲が立体的になるところで止めて撮影をしています。
このように夏の午後ならではの撮影チャンスがあるので、晴れの日を狙って熱中症に注意しながらスカイデッキの夏を楽しみましょう。ちなみに私は熱中症にならないように空調服を着て、この3枚を撮影しました。
※夏場のスカイデッキは暑くなりますので、水分・塩分補給などの熱中症対策を忘れずに行ってください。なお、ターミナル内は涼しくなっていますので、無理せず適宜休憩をとって撮影を楽しんでください。
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1972年東京生まれ、旅客機専門の航空写真家。セントレア公式カメラマン。
世界の航空会社や空港からのオーダーを受けこれまで100を超える国や地域に訪れ航空写真を撮っている。訪れた空港は世界500か所以上。世界で最も多くの航空会社に搭乗した「ギネス世界記録」を持つ。旅客機関連の著書、写真集は30冊を超え、サミットなどのVIP機公式記録カメラマンを務めた経験もあり。飛行機とヘリコプターのパイロット資格を保有。空撮用のヘリコプターも所有している。
公式ホームページ charlies.co.jp