まだまだ暑い日が続きますが、日没後は熱を含んだ風も弱まり、少しさわやかな風を感じられる季節になりました。
そこで狙いたいのが「空が焼けた夕景」です。セントレアは夕陽が美しいことで知られていますが、日没になると多くの人たちは帰路についてしまいます。しかし、写真としては“日没後30分”が勝負です。
クリアに晴れた日は夕陽が雲に反射しないため、空に切れ間のある雲が出ている日が狙い目です。
一枚目の写真は、スカイデッキのターミナル側。右手から到着したばかりの日本航空ボーイング737を撮影しました。まだ搭乗橋もついていないタイミングです。駐機シーンも良いですが、貨物ドアが開いていたりすると機体の印象が崩れるため、到着直後か出発準備が完了したタイミングがベストです。撮影データは24mmで空を広く入れ、シャッター速度1/80秒、F3.5、ISO5000。ここでのポイントは、肉眼ではこれより暗く見えますが、カメラの感度を上げればこのような鮮やかな夕景が写せることです。特に最近のミラーレスカメラは、ファインダーで見えた映像がそのまま作品になるのでとても便利です。
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二枚目は、そんな夕景の空に向かって離陸するANAのボーイング737。ANAの機体は離着陸時に機内照明を点けることが多く、窓の灯りから機内の様子が感じられる写真を撮ることができます。使用したレンズは300mm、シャッター速度1/200秒、F2.8、ISO12800です。
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三枚目は、プッシュバックしたANAのボーイング767をピンク色の空を背景に撮影。レンズ70mm、シャッター速度1/60秒、F4、ISO1600で、赤い衝突防止灯が写り込むように連写しました。今回の3枚はそれぞれ色味が少しずつ異なりますが、これは色温度やホワイトバランスブラケット機能を使い、アンバーやマゼンタ方向に補正できるためです。カメラ本体や現像ソフトを用いて、好みの色合いに仕上げると良いでしょう。
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このように、スカイデッキから日没後30分の間は、明るさやカメラ設定との格闘になりますが、とても楽しく、素敵な夕景を撮影できます。ぜひチャレンジしてみてください。
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1972年東京生まれ、旅客機専門の航空写真家。セントレア公式カメラマン。
世界の航空会社や空港からのオーダーを受けこれまで100を超える国や地域に訪れ航空写真を撮っている。訪れた空港は世界500か所以上。世界で最も多くの航空会社に搭乗した「ギネス世界記録」を持つ。旅客機関連の著書、写真集は30冊を超え、サミットなどのVIP機公式記録カメラマンを務めた経験もあり。飛行機とヘリコプターのパイロット資格を保有。空撮用のヘリコプターも所有している。
公式ホームページ charlies.co.jp