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セントレア公式カメラマン
チャーリィ古庄 「セントレア今月の一枚」VOL.95

2025.10.8 定点撮影の魅力

セントレアのスカイデッキ先端の魅力は、機体をクリーンに撮影できることです。他の空港の展望デッキでも機体は撮れますが、背景がすっきりしない場合が多い一方、スカイデッキ先端は背景が滑走路と海なので機体を美しく撮影できます。

中でも朝は光が機体にきれいに当たるため、型式写真をとても美しく撮ることができます。さらにこれからの時期は滑走路が36を使用、つまり誘導路を右から左へ飛行機が移動するので、機体のポートサイド側(左側)を撮ることができます。これはとても重要で、ボディに書かれた英文社名やロゴが前方から後方にきれいに写ります。スターボード側(右側)だと英文社名は後ろから前(英文は左から右へ書くため)になってしまうので、ポートサイド側の方が美しい型式写真を撮ることができるのです。

また、スカイデッキの高さは高すぎず低すぎない位置にあり、翼上面の塗装やロゴもしっかりと撮影できるのもポイントです。他の空港の滑走路端のように見上げる位置からしか撮れない場合は、翼上面の社名が写らなくなってしまいます。

ソラシドエアのボーイング737-800。左右のウイングレットが並ぶ位置でシャッターを切り、きれいな型式写真になりました。

日本航空のボーイング737-800。「AIR」の文字上にあるアンテナの有無、「JAPAN」の文字下の窓の配列の違いに注目してください。便名を調べると、2枚目は国内線です。

こちらは、2枚目と同じ、日本航空のボーイング737-800ですが、便名を調べて国際線仕様機であることがわかりました。

全日空のボーイング737-800型機。同じ機体でもウイングレットのANAロゴの有無、ボディ後部のANA Wingsロゴの有無など細かな差異があり、見比べると楽しいです。

スターフライヤーのエアバスA320。スターフライヤーは左右で尾翼の色が異なりますが、ウイングレットの色も左右で異なることが分かります。

タイ航空のエアバスA350-900。機体番号は隠れてしまっているためスポッター写真(番号収集)には不向きですが、カラーリングをきれいに撮ることができます。この場合、左右のメインギアが並んだタイミングを真横と判断して撮影しています。

シンガポール航空のボーイング787-10。こちらも真横で狙うと機体番号は隠れてしまいますが、きれいな型式写真になります。

奥の誘導路を走るベトジェットのエアバスA321。機体の位置が異なるため画角も少し違いますが、しっかりとした型式写真を撮ることができました。

このように自分だけの型式写真コレクションができるのもスカイデッキの魅力です。写真には記録という大切な意味もありますので、ぜひ型式写真コレクションに挑戦してみてはいかがでしょう。いずれ同じ航空会社・同じ型式で機体番号を集めるスポッティングの解説もしてみたいと思っていますので、お楽しみに。

  • 「Charlie FURUSHO」 チャーリィ古庄

1972年東京生まれ、旅客機専門の航空写真家。セントレア公式カメラマン。
世界の航空会社や空港からのオーダーを受けこれまで100を超える国や地域に訪れ航空写真を撮っている。訪れた空港は世界500か所以上。世界で最も多くの航空会社に搭乗した「ギネス世界記録」を持つ。旅客機関連の著書、写真集は30冊を超え、サミットなどのVIP機公式記録カメラマンを務めた経験もあり。飛行機とヘリコプターのパイロット資格を保有。空撮用のヘリコプターも所有している。
公式ホームページ charlies.co.jp