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セントレア公式カメラマン
チャーリィ古庄 「セントレア今月の一枚」VOL.99

2026.2.18 ボーイング747LCF就航20周年

昨年はセントレア開港20周年でしたが、今年はセントレア名物とも言えるボーイング747LCF、通称ドリームリフターが就航して20周年になります。セントレアに足しげく通っている方にはおなじみかもしれませんが、ここでドリームリフターを改めて紹介したいと思います。

ドリームリフターは、ボーイング787の大型部品を最終組み立て工場であるアメリカ・チャールストンへ輸送するための特別な機体で、旅客機として使用されていたボーイング747-400を輸送機に改造したものです。2006年に初号機が就航し、現在4機のドリームリフターが活躍しています。
就航先はチャールストン、ウィチタ、イタリアのグロッターリエ、セントレア、そして燃料給油で立ち寄るアンカレッジのみ。それ以外では整備などでマイアミやニューヨークJFK、シアトル(エバレット)へ向かうことがある程度です。日本ではセントレアでしか見ることができません。

これまでに4機中3機がセントレアにそろうことも、まれにありましたが、毎日来るわけではなく、スケジュールも不定期です。そのため到着を知るには、私はアプリのフライトレーダーをチェックしています。有料版であれば機体番号を入力することで現在位置も確認できます。毎日チェックしていれば、セントレアに向かってくる便も見つけられるでしょう。ちなみに機体番号は、N249BA、N718BA、N747BC、N780BAの4機で、2月前半も4日、6日、8日と飛来しています。

撮影場所はスカイデッキがおすすめですが、何度も見ている、撮影しているという方は常滑方面から狙うのも良いでしょう。通常、旅客機は製造から20年も経つと、そろそろ退役かという声も聞こえてきます。しかし今後のことは分かりませんが、個人的なイメージでは、ドリームリフターはコクピットを除いて与圧されていないため金属疲労もそれほど蓄積していないと思われ、まだまだ飛べるのではないかと感じています。何より、ドリームリフターがなければボーイング787の大型部品を輸送することができません。とはいえ、就航から20年。その前の旅客型が完成し初飛行したのは1990年や1992年ですので、機齢としては約35年の機体です。しっかり記録しておいた方が良いでしょう。

そんなLCFのストーリーやボーイング777Xの映像は、航空ファンミーティングのボーイング社ステージで、ボーイング社広報の方から聞くこともできますので、ぜひ航空ファンミーティングにお越しください。

写真1枚目は、ランウェイ36に着陸する機体を600mmクラスの超望遠レンズで撮影。

写真2枚目は、視程が良い日にセントレアホテルから窓越しに撮影。午後の光線のため滑走路上では逆光になりますが、滑走路18で着陸し誘導路へ出るタイミングを狙いました。背景には三重県の山々も見えます。

写真3枚目は、常滑から800mmの超望遠(トリミング)で、夕焼け空に上がるところを撮影。コクピット下の窓が抜けているのがポイントです。

  • 「Charlie FURUSHO」 チャーリィ古庄

1972年東京生まれ、旅客機専門の航空写真家。セントレア公式カメラマン。
世界の航空会社や空港からのオーダーを受けこれまで100を超える国や地域に訪れ航空写真を撮っている。訪れた空港は世界500か所以上。世界で最も多くの航空会社に搭乗した「ギネス世界記録」を持つ。旅客機関連の著書、写真集は30冊を超え、サミットなどのVIP機公式記録カメラマンを務めた経験もあり。飛行機とヘリコプターのパイロット資格を保有。空撮用のヘリコプターも所有している。
公式ホームページ charlies.co.jp