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セントレア公式カメラマン
チャーリィ古庄 「セントレア今月の一枚」号外(2025.12)

2025.12.10 IBEXエアラインズ CRJ700が松山線に帰ってきた。

セントレア発のIBEXエアラインズによる松山便が復活した。航空ファンとして今回特に注目したいのは、この路線がCRJ700で運航されている点だ。セントレア発着便では唯一CRJ700で運航している航空会社であり、リージョナルジェットとしての個性と魅力を備えている。IBEXエアラインズの松山便の復活とともに、松山便でこの機体に再び乗ることができるのは大きな楽しみだ。そんな中、今回実際に松山行きのフライトに搭乗する機会に恵まれ、その魅力を改めて確かめることができた。

セントレアから松山へ、IBEXエアラインズでフライト。

使用機材はカナダ製のCRJ。個人的にも思い入れのある機体で、もともとはビジネスジェットを原型としている珍しい出自を持つ。
私が20代前半、ロサンゼルスのビジネスジェット会社で働いていた頃、CRJの前身である「CL601チャレンジャー」の運航に携わっていた。機内の居住性に定評があり、その胴体を延長したものがCRJ700である(そのほか100/200/900/1000シリーズも存在)。地方都市間を結ぶリージョナル機として利便性が高く、世界中で活躍した実績を持つ。※写真は当時運航していたCL601と、その機内、そしてCRJ700との比較。

セントレア〜松山路線の機窓

瀬戸内海の美しさは圧巻で、今回は右側の座席に座ったが、尾道付近を過ぎ降下を開始すると、遠くには山上に位置する広島空港が見えてくる。CRJが機首を南西へ向けると、瀬戸内海に浮かぶ島々や集落が次々と視界に現れる。高度も下がり、穏やかな青い海が間近に流れていく光景は、つい見入ってしまう。島々ではどんな暮らしが営まれているのだろう。そんなことを想像しながら、まもなく着陸。ぜひこの景色は、写真ではなく肉眼で楽しんでほしい。

松山空港での撮影

地方空港で撮影する際に課題となるのが、空港周囲のフェンスをいかにクリアするかという点。場合によっては脚立を持参することもあるが、旅の荷物としては扱いづらい。その点、松山空港は環境に恵まれている。ターミナル反対側には、空港全体を見渡せる少し高台の公園があり、外周フェンスも低めで撮影しやすい。また、ターミナル展望デッキもカメラマンに優しい柵が設置されているほか、漁港越しに撮影できるポイントや、夕景が美しい垣生山(はぶやま)など、多様な撮影スポットが揃っている。訪れるたびに違う表情を見せてくれる空港だ。

セントレアから松山までは約1時間と短いフライトながら、空路ならではの景観と、CRJ700という希少な機材に乗れる価値ある路線だ。松山空港は撮影スポットにも恵まれており、航空ファンにとっては“乗って良し、撮って良し”の楽しみ方ができる。また市内に足を延ばせば、松山城や道後温泉など、歴史や文化を感じられるスポットも充実している。IBEXエアラインズの松山便再開によって、またひとつセントレアからの空の旅の選択肢が広がったと言えるだろう。

  • 「Charlie FURUSHO」 チャーリィ古庄

1972年東京生まれ、旅客機専門の航空写真家。セントレア公式カメラマン。
世界の航空会社や空港からのオーダーを受けこれまで100を超える国や地域に訪れ航空写真を撮っている。訪れた空港は世界500か所以上。世界で最も多くの航空会社に搭乗した「ギネス世界記録」を持つ。旅客機関連の著書、写真集は30冊を超え、サミットなどのVIP機公式記録カメラマンを務めた経験もあり。飛行機とヘリコプターのパイロット資格を保有。空撮用のヘリコプターも所有している。
公式ホームページ charlies.co.jp

IBEXエアラインズについて

IBEXエアラインズは優雅で快適な旅を提供する地域航空会社です。セントレアからは今回紹介した松山便のほか、仙台、福岡、大分へ就航しています。ぜひご利用ください。

詳細及びご予約についてはIBEXエアラインズホームページをご覧ください。
https://www.ibexair.co.jp/