セントレアオフィシャルカメラマンのチャーリィ古庄です。
現在絶賛募集中7月22日締切でセントレア公式フォトコンテストが行われていますので、今月の一枚は「露出補正」と言うテクニックを解説したいと思います。
飛行機を撮影するようなデジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラで、撮影時のモードは「オート」「プログラム」「シャッター優先」「絞り優先」などがありますが、少し慣れてきたら「オート」ではなく「プログラム」や「シャッター優先」「絞り優先」などを使用します。このとき、露出、つまり明るさはカメラ任せになるので、カメラがどう考えているかを撮影者が考えなくてはなりません。なかでも順光(飛行機に光がキレイにあたる)の場合はそれほど問題ないですが、逆光の場合は撮影者の意図通りに仕上げるようにカメラの明るさ(露出補正)を調整すると良いです。
カメラは「露出補正」と言って簡単に+-(プラスマイナス)を操作できるようになっていますが、暗くしたければマイナス、明るくしたければプラス補正をしなければなりません。操作はメーカーや機種によって異なりますが、難しくはありません。
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作例を見ていただければイメージがつかめると思いますが、スカイデッキから午後の光線(逆光)で滑走路側にカメラを向けています。
一枚目は露出補正なし(カメラ任せ)のため、機体はイメージよりも暗く写ってしまっています。これはカメラが背景の明るい空を感知したからで、「明るいから暗くしても良い」と判断したためです。撮影データはレンズ200mm、ISO320、シャッター優先で1/640秒です。
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2枚目は露出補正+1で撮影。これにより少しボディがキレイに表現されました。
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3枚目は露出補正+2で撮影。背景は明るすぎますが、機体ボディの色を表現するにはこのくらいが適切でしょう。これ以上プラスに補正を行うと、「白トビ」といって写真の階調(なめらかさ)が失われてしまいます。
こんな風に補正をすればセントレアの逆光の午後も大丈夫です!また「デジタルカメラは後で画像処理ができるので、そのくらいの補正は後でします」という考えの方もおられると思いますが、フォトコンテストの応募はプリントです。多少の画像処理なら問題ないですが、撮影後に無理に処理を行うと、画面に偽色が出たりザラザラに荒れてしまったりして美しいプリントになりません。そのため撮影時にしっかりとした露出で撮っていただきたいと思います。
この応用で夕景のシルエットで、マイナス補正をすれば機体のシルエット写真も撮ることができます。そんなテクニックはまた今度解説させていきたいと思います。
ぜひセントレア公式フォトコンテスト、ご応募お待ちしております。
第17回セントレアフォトコンテスト
https://www.centrair.jp/event/enjoy/photo-contest/index.html
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1972年東京生まれ、旅客機専門の航空写真家。セントレア公式カメラマン。
世界の航空会社や空港からのオーダーを受けこれまで100を超える国や地域に訪れ航空写真を撮っている。訪れた空港は世界500か所以上。世界で最も多くの航空会社に搭乗した「ギネス世界記録」を持つ。旅客機関連の著書、写真集は30冊を超え、サミットなどのVIP機公式記録カメラマンを務めた経験もあり。飛行機とヘリコプターのパイロット資格を保有。空撮用のヘリコプターも所有している。
公式ホームページ charlies.co.jp