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セントレア公式カメラマン
チャーリィ古庄 「セントレア今月の一枚」VOL.79

2024.6.10 写真の加工について考えてみる。

セントレアオフィシャルカメラマンのチャーリィ古庄です。現在第19回セントレアフォトコンテストの募集が行われており、締め切りは6月28日(金)必着となっていますが、今月はフォトコンテスト入選のコツである、プリントの色味について解説したいと思います。

このSNS全盛のIT時代に、なぜ郵送でわざわざ紙にプリントしてフォトコンテストの作品を応募してもらうかと言うと、それは「色が重要」だからです。応募点数を増やすには手軽に写真を送れるメール応募もできますが、パソコンのモニターは機種や設定によって明暗や色味が異なります。そのため公平にプリントの美しさを見ることができるプリントで応募していただいています。これは優秀作品がカレンダーにもなるためです。

この解説もパソコンやスマホ、また見ている環境が室外か室内か、室内なら電球の色味によって見える色も変わるので正確な色味について写真を見せながら解説するのは難しいですが、あえてそれを承知で解説する。


写真1は撮影時のカット、背景は少しかすみ、水平線も右に傾いてしまっています。色も少し地味です。

この写真を画像処理ソフト(PhotoshopやDigital Photo Professionalなどお好きなソフトで可)で水平を調整、明るさやコントラストを調整、背景のかすみを少しクリアにしたのが写真2です。これなら芝生の緑もキレイに出てカレンダーカット候補にもなります。

写真3はFacebookなどにアップすると、自動的に彩度が上がり派手な色彩になった写真です。スマホの小さい画面で見ると、色が派手なので「いいね!」はたくさん来るかもしれません。しかしA4以上のプリントで見ると、派手過ぎて写真の諧調が失われ、機体の一部は色飽和(ペンキを塗ったようなトーンがない色が飽和している状態)になってしまっています。


つまり、スマホサイズで見るSNS画面で「いいね!」がたくさん来た写真だからと言ってそのままプリントすると、派手過ぎて不自然な場合が多く、我々審査員も「写真は良いので、もう少し画像処理をうまく、控えめにしていたら入選できたのに」と悔やむことも多々あります。そのため入選するには「撮影時の適格な設定」「適格な派手過ぎない画像処理」「プリント技術」が必要ですが、色をチェックする際にモニターを信用しすぎず、プリントの色で派手か地味か、青が強すぎる、赤が強すぎるなど、色味は自分の納得いくものか、無駄なものは写りこんでいないかをチェックしてから応募していただければ入選の確率も上がります。ぜひご応募お待ちしております。


第19回セントレアフォトコンテスト作品募集について

中部国際空港セントレアでは今年もフォトコンテストを開催いたします。皆様のご応募お待ちしています。


イカロス出版が発行する月刊エアラインと中部国際空港株式会社が共催で開催しているフォトコンテストで、2024年で第19回の開催を迎えます。審査員は日本を代表する航空写真家、伊藤久巳氏、ルーク・オザワ氏、チャーリィ古庄氏を迎え、セントレアのカレンダーとなる作品を募集するフォトコンテストです。入賞作品は月刊エアライン誌に掲載されるほか、セントレア内で開催する展示会で展示されます。

セントレアおよびセントレア周辺で撮影された、空港や航空へのあこがれ、空の旅の素晴らしさを感じられる作品を広く応募しています。日本を代表する航空写真家が審査員となって入賞作品を選定します。

応募締切:2024年6月28日(金)必着

  • 「Charlie FURUSHO」 チャーリィ古庄

1972年東京生まれ、旅客機専門の航空写真家。セントレア公式カメラマン。
世界の航空会社や空港からのオーダーを受けこれまで100を超える国や地域に訪れ航空写真を撮っている。訪れた空港は世界500か所以上。世界で最も多くの航空会社に搭乗した「ギネス世界記録」を持つ。旅客機関連の著書、写真集は30冊を超え、サミットなどのVIP機公式記録カメラマンを務めた経験もあり。飛行機とヘリコプターのパイロット資格を保有。空撮用のヘリコプターも所有している。
公式ホームページ charlies.co.jp