

自宅から車で出発する場面をイメージしてください。玄関から家を出て駐車場にある車に乗り込み、車は細道を抜けて幹線道路に出ます。この間の移動は、最短かつ安全なら快適でしょう。これを空港に置き換えると、お客様はターミナルビルから搭乗橋を渡って航空機に乗り、航空機は滑走路まで地上走行して離陸します。この間のお客様と航空機の移動時間を短く安全にするため、待機位置の変更や安全標識の設計をするのが飛行場運用グループです。飛行機の停止位置を決めるのは私の役目で、お客様や荷物が乗る瞬間は本当にその位置で問題なかったか、いつも心配しながら見ています。石橋を叩いて渡るような慎重さが重要な部署かもしれません。VIPや特殊な貨物の扱いで特別対応が求められる際はいつも事情が異なるため、常識や過去の経験が生かせずに新しいアイデアを求められます。考えたアイデアで無事に航空機を送り出した後、「セントレアさんだから他の空港にないアイデア出してもらって乗り越えられた」と、お客様からと感謝の言葉をいただける時が一番嬉しいですね。

朝礼に始まり、主な業務は打ち合わせ資料の作成、現場検証、CADによる設計作業など。航空機とその周辺設備の検討が私の守備範囲です。新しい航空機が市場に投入されたり、特殊な貨物を積み込んだりする際はパソコンでCADソフトを使用して設計を行い、ミリ単位で検証します。


2003年の入社時はまだセントレア開港前でした。設備施工グループに配属され、開港した2005年に、中部国際空港施設サービス株式会社に出向。その後、商業事業部の商業企画グループ、セントレア・オペレーション・センターを経て、飛行場運用グループに所属になりました。


すべてのお客様が道に迷わず、待たされず、飲食や物販も満足して楽しめる。旅をさらにワクワクさせる、快適な空港に変えていくのが私の夢です。私が入社したのはセントレア開港の2年前で、空港建設の追い込み時期でした。チャレンジの最前線を見て来た経験は、今も私の支えとなっています。新型航空機の市場投入など、航空業界は日々進歩しています。現在、第2ターミナルビルの建設を進めていて、設計図とにらめっこする日々。航空機の駐機場所の決定、地上走行の最適化など、やるべきことは多いですが、夢の実現の過程と思って楽しんでいます。