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移動等円滑化取組計画

SUSTAINABILITY

2025年度移動等円滑化取組計画

令和7年6月30日
住 所:愛知県常滑市セントレア1-1
事業者名:中部国際空港株式会社
代表者名(役職名及び氏名):代表取締役社長 籠橋 寛典

1.現状の課題及び中期的な対応方針

【現状の課題】
  • 中部国際空港は、開港前から有識者、障害等当事者団体等と「ユニバーサルデザイン(以下「UD」)研究会を設置して「誰でも使いやすい」空港づくりに取り組み、開港後は接遇や介助対応等、ソフト面でのサービス向上に努めてきたため、施設・設備・役務いずれにおいてもバリアフリーガイドライン等に適合している。
  • 他方、2024年2月に「UD総点検」(障害等当事者団体による実地点検)を実施した結果、大小合わせて実に1,000件を超える意見・指摘・課題が挙がった。
  • 当地域ではアジア大会・アジアパラ大会などが控えており、多様なバックグラウンドを持つお客様による空港利用の増加が見込まれる。
  • 空港においては働き手不足が顕著になっており、より持続可能な形での施設・サービス提供を考える必要がある。

【対応方針】
  • 2024年3月に発足させた「UD懇談会」(学識経験者・有識者、障害等当事者団体、空港島内事業者、関係メーカー等から成るUD推進会議)を本年度も継続する。
  • UD懇談会では、移動の円滑化を議論する「うごきやすさ改善WG」、設備・施設の使い勝手向上を議論する「つかいやすさ改善WG」、情報提供の改善を議論する「わかりやすさ改善WG」、人的対応の改善を議論する「たよりやすさ改善WG」、五感刺激のあり方を議論する「すごしやすさ改善WG」の合計5つのWGを立ち上げ、UD総点検で明らかとなった課題の改善方策を議論している。2025年度もこの体制で議論を進め、改善活動を進める。
  • UD懇談会においては、障害等当事者団体だけでなく、学識経験者・有識者や空港内事業者や関係するメーカー等の意見も広く募り相互調整を行いながら、利用者・提供者双方に資する改善策を議論する。
  • 空港においては働き手不足が顕著になっており、より持続可能な形での施設・サービス提供を考える必要がある。
  • UD懇談会とは別に、当社独自の取り組みとして従業員教育や施設改善も計画的に推進する。

2.移動等円滑化に関する措置

(1)旅客施設及び車両等を公共交通移動等円滑化基準に適合させるために必要な措置

対象となる旅客施設及び車両等 計画内容(計画対象期間及び事業の主な内容)
    -
  • (本計画書提出時点において、当社は法律に定める「新設旅客施設等」の整備計画を有しておらず、また、既存施設は基準に適合している)

(2)旅客施設及び車両等を使用した役務の提供の方法に関し法第八条第二項及び第三項の主務省令で定める基準を遵守するために必要な措置

対策 計画内容(計画対象期間及び事業の主な内容)
  • 新型優先ベンチの導入
  • 第1ターミナル搭乗待合エリアにおいて、足腰の弱いお客様が少ない力で簡単に着座、起立できるよう、通常のベンチに比べて座面の高い優先ベンチを導入する。併せて、表示や色などを、優先席の適正利用に資するよう改良する。

(3)高齢者、障害者等が公共交通機関を利用して移動するために必要となる乗降についての介助、旅客施設における誘導その他の支援

対策 計画内容(計画対象期間及び事業の主な内容)
  • ①電動カートの運用体制構築
  • ②サービス介助士資格を持つスタッフの配置
  • ③介助犬訓練の受入
  • 歩行困難者向けの電動カートサービスを安定して提供できるよう、実践訓練・技能維持機会を拡充し、運転業務に従事できるスタッフを増員する
  • 案内所スタッフによるサービス介助士(公益財団法人日本ケアフィット共育機構が認定付与する民間資格)取得を、昨年度に引き続き促進・支援する。
  • 昨年度に引き日本介助犬協会による介助犬訓練を空港内で行い、空港職員・店舗スタッフ等による身体障害者補助犬への認知・受入体制を強化する。

(4)高齢者、障害者等が公共交通機関を利用して移動するために必要となる情報の提供

対策 計画内容(計画対象期間及び事業の主な内容)
  • ①マップの改良
  • ②聴覚障害者支援ツールの導入検討
  • ③案内サインの改修
  • 現在案内所で使用している館内の案内マップやお客様への配布用紙等の文字サイズや配置等を、どのお客様にも見やすいよう改良する。
  • 案内所スタッフが聴覚障害者との対話時に使用するツールを複数検討・検証し、正式導入するツールを決定する。
  • 第1ターミナル等で掲出している案内サインをよりわかりやすいものへ順次改修する(例:UDカラーの採用、ピクトグラムの改良、視認性の確保)。

(5)移動等円滑化を図るために必要な教育訓練

対策 計画内容(計画対象期間及び事業の主な内容)
  • ①UD概論教育
  • ②UDコーディネーター3級資格取得支援
  • ③実践教育訓練
  • 全自社グループ社員を対象に、UDの概論や移動困難者のために提供者として心がけるべきこと学習するe-Learningを実施する。
  • 空港従業員に対し、障害の多様な特性への理解や障害をお持ちのお客様への接遇のための研修、及び中部国際空港のUD(施設上の配慮やソフトサービス)等に対する理解向上のためのセミナーを実施する。
  • 自社グループ社員の希望者を対象に、UDコーディネーター3級(特定非営利活動法人実利用者研究機構が認定付与する民間資格)の取得講座を開講する。
  • 案内所スタッフを対象に、以下の教育訓練を実施する。 ・UDへの理解を深める勉強会 ・車いす利用者の介助や視覚障害者の誘導を想定した実践研修 ・歩行困難者向けの電動カートサービスに関する継続的な研修 ・手話を用いた基本的な挨拶、災害時の簡単な状況提供の技能維持

(6)高齢者、障害者等が高齢者障害者等用施設等を円滑に利用するために必要となる適正な配慮についての旅客施設及び車両等の利用者に対する広報活動及び啓発活動

対策 計画内容(計画対象期間及び事業の主な内容)
  • 各種啓発の実施
  • 強化月間等に合わせてターミナルビル内の公共掲示板に高齢者・障害者優先利用啓発等のポスターを掲出する。

3.移動等円滑化の促進のためⅡと併せて講ずべき措置

  • 昨年度に引き続き、学識経験者・有識者、障害等当事者、空港内事業者等から構成される「UD懇談会」を通して、各位の意見・助言を反映しUD改善・推進活動を進める。

過去の移動等円滑化取組計画書・報告書

2019年度移動等円滑化取組計画書(PDF形式)

2019年度移動等円滑化取組報告書(PDF形式)

2020年度移動等円滑化取組計画書(PDF形式)

2020年度移動等円滑化取組報告書(PDF形式)

2021年度移動等円滑化取組計画書(PDF形式)

2021年度移動等円滑化取組報告書(PDF形式)

2022年度移動等円滑化取組計画書(PDF形式)

2022年度移動等円滑化取組報告書(PDF形式)

2023年度移動等円滑化取組計画書(PDF形式)

2023年度移動等円滑化取組報告書(PDF形式)

2024年度移動等円滑化取組計画書(PDF形式)

2024年度移動等円滑化取組報告書(PDF形式)

2025年度移動等円滑化取組計画書(PDF形式)