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イベント

2024年(第19回)入賞作品

中部国際空港は来年2025年に開港20周年を迎えます。そのスペシャルな1年の公式カレンダーに掲載される作品を選ぶ今回のフォトコンテストだけに、なんと1,000点を超える応募作品が集い、例年にも増して激戦の選考会になりました。開港20周年特別賞の懐かしい写真たちも、大いに楽しんでください。

選者=伊藤久巳/ルーク・オザワ/チャーリィ古庄

最優秀賞 榊原一宏

榊原一宏[愛知県 40代]
ドリームリフターの夜撮にチャレンジするべく、4発のエンジンの力強さが出るようにブラストを写し出した。
CANON EOS-1D X Mark III EF400mm F2.8L IS II USM 1/25 F2.8 ISO12800 WB:3100K
備考:Lightroomにてノイズ除去、明瞭度を調整。
撮影場所:スカイデッキ

講評

ルーク・オザワ
毎年のことながら最優秀に選ばれる作品はある意味、“度肝を抜かれる写真”です。今年もまた思わず声が出るほどの作品を見つけて喜びを感じました。この場所ならではのLCFの夜の上がり。定期便ではないので、タイミングが合わなければモノにできない。そのシーンをカメラの設定で露出を切り詰め、作品の領域まで仕上げた作者は素晴らしい。かつて、こんなLCFの作品を目にしたことは無い。お見事です。

伊藤久巳
747LCFのテイクオフブラストに背後の灯火が見事に入ったのが決め手だ。第1、第3、第4エンジンは排気ノズル直後からのブラストの流れが見事に写し込まれている。インボードアプローチライトが前方を照らしているのも効果的。いずれにしても機体をブラさずに追っていることが大前提、それをスローシャッターでやりのけたことが根底にある。

チャーリィ古庄
ドリームリフターの離陸、この位置だと光がなく撮影条件としてはかなり厳しいですが、明るいF2.8のレンズを使用して、シャッタースピードは脅威の1/25。ISO感度もこのカメラの限界性能のギリギリを攻めています。おそらく、これまでの経験と機材の知識を蓄え、トライ・アンド・エラーを繰り返して撮ることができた一枚だと思います。素晴らしい!

優秀賞 榛葉 広

榛葉 広[愛知県 50代]
離陸後、伊勢湾上空で旋回し鮮やかな彩雲をバックに高度を上げるドリームリフターを撮影しました。
CANON EOS 5D Mark IV EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM + EXTENDER EF1.4 × II 1/1000 F8.0 ISO100 WB:オート
備考:Photoshopでサイズ調整、色調整、銀塩プリント。
撮影場所:スカイデッキ

講評

ルーク・オザワ
LCFが離陸上昇中、狙ったかのような彩雲へと飛び込んだシーン。立ち位置が限定されるセントレアでこのシーンを撮ることは容易くない。フォトコンの常連で足を運ぶ回数も半端ない作者ですが、離陸機がどこを通るかは運も味方につけないとこうは撮れない。そんな作品です。機体の位置も絶妙でした。

伊藤久巳
彩雲がここにあることを知り、ランウェイ36を離陸した747LCFの出発ルートを読み、雲の露出をしっかりと見定めると、747LCFはまんまと彩雲の場所へとやってきた。左右方向の機体の位置もいい。機体は黒くつぶれていたはずだが、ほどよく補正されている点にとても好感が持てる。

チャーリィ古庄
ベテランの経験が光る一枚です。彩雲にかかる747LCF、彩雲は陽が傾かないと出ないですが、傾きすぎてしまうとオレンジ色が強くなりすぎるので難しいところ、見事な色合いを表現しています。撮影する際の「ここに来るかも、来た!」というドキドキ感が伝わってくる作品です。

優秀賞 榊原一明

榊原一明[愛知県 50代]
タキシングしている飛行機を撮影したとき、カミナリが写り込みました。
NIKON Z 9 NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR 1/1250 F10 ISO640 WB:晴天
備考:Lightroom、Photoshopなどによる色味、明るさなどの調整、トリミング。
撮影場所:スカイデッキ

講評

ルーク・オザワ
まるでCGのような世界がここにはあります。伊勢湾を隔てて、こちら側には日が差しており芝の緑や真下に落ちた機体の影により立体感を演出、奥の三重県側は暗雲のメリハリが凄く、そこに稲妻の光も絶妙なタイミングでよくぞ捉えたと思います。伊勢湾の輝きも好いですね。

伊藤久巳
風雲急を告げる天候の中の出発機。コクピットがしっかりと写り、離陸後のルートを管制にどうリクエストしていくか思案するパイロットの表情を想像させてくれる。影になった機体の明るさ補正は良好だが、光線が当たるボディ頂上部分が飛んでしまった点が惜しい。

チャーリィ古庄
一目見た瞬間から、入賞すると確信した一枚です。対岸の黒い雲と輝く海、機体の影という条件のなかで光る稲妻。雷は対岸なので安全には影響しませんし、機体の位置など基本設定も文句なし、よくぞこの瞬間を撮りました。どんな状況だったのか作者にお話しを伺いたくなる一枚です。

特別賞

澤田隆浩[愛知県 50代]
JALの787が手前にいたのですが、いっせいにJAL機のプッシュバックが始まり、787を切り捨てて撮影をしました。
CANON EOS R6 Mark II SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM ※PLフィルター、UV IRフィルター 1/3200 F9.0 ISO640 WB:オート
備考:Windows フォトでトリミング、明るさ、コントラスト、シャドウ、彩度、暖かさ調整。CANON光沢ゴールドでプリント。
撮影場所:スカイデッキ

【講評】
ルーク・オザワ:これはまた素晴らしい構成です。画面内はすべてJAL系ですべて737-800。4機のうち3機はトーイングカー付きというのもまた面白いです。機体は全機が動いている状況と思われますが、機体との被りも違和感なくまとまっています。

伊藤久巳:機体の動きをよく見ていた勝利なのだが、ランウェイ36をエアボーンしたばかりの737に注目。2本のエプロン照明灯の間で、よく機体の進行方向を空けている。左右のトーイングトラクターが画面に入っている点もいい。

チャーリィ古庄:セントレアは737が撮りやすい空港ですし、朝行けば並びが撮れるチャンスも多々ありますが、ここまでJAL機(JTA含む)のみが並ぶシーンは見たことがありません。しかもトーイング中が3機、レアなシーンを捉えています。

高梨惇也[愛知県 20代]
冬の早朝。空気が澄んだ日に南国のタイからA350が到着しました。セントレアの冬らしさを撮りました。
CANON EOS R3 EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM 1/1600 F8.0 ISO1000 WB:晴天
備考:Lightroomでトリミング、ハイライト調整。
撮影場所:スカイデッキ

【講評】
ルーク・オザワ:雨上がりの朝でしょうか、機体全体に光が回っていてとても印象的です。茶色い芝の表情も好いですね。そして決め手は背景の雲。まるでなだれ込んでくるような、とても珍しい姿を捉えています。

伊藤久巳:鈴鹿、伊吹の山々の冬の雪雲の様相がすばらしい。セントレア自体も雨上がり(雪上がりか?)という点も冬のオペレーションを伝える。A350の右主翼先端のウイングチップまで画面に入っているのは重要なポイントだ。

チャーリィ古庄:雲の表情も素晴らしいのですが、機体を置いた位置、雲の上の空を少し入れたフレーミングがお見事です。冬の朝のセントレアは風も強いですが、ボディ下まで光が届く斜光が魅力的で凛とした冷たい空気感が写真から伝わってきます。

太田 愛[愛知県 40代]
とても大きな入道雲が出ていたので、飛行機と一緒に捉えるぞとチャンスを待っていたら、何艘ものヨットが現れてビックリ。そこへ降りてきたAIRDOの機体とともに、夏らしい一枚を撮ることができました。
NIKON D750 AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR 1/1600 F8.0 ISO250 WB:オート
備考:Lightroomにてサイズ、色調整などの現像処理、銀塩プリント。
撮影場所:スカイデッキ

【講評】
ルーク・オザワ:この状況を冷静に捉えた作品です。均等に広がるヨット群が、帆の先端が水平線に掛からない絶妙な位置で効いています。絡んだ737-700の色目や大きさもまたバランスが好いですね。夏を思わせる作品です。

伊藤久巳:夏空に何艘ものヨット。その場に居合わせた人なら誰でも傑作が撮れるかというとそうではない。白い雲とヨットをどう画面に配置した上で、機体の位置はどうするのか。それを瞬時に計算できたことでこの作品が生まれた。

チャーリィ古庄:夏雲と多数のヨット、そこにAIRDOの737を良い位置に置いたカット。まさに夏のカレンダーにふさわしい一枚です。視程も良く青い空、撮影コンディションにも恵まれたうえで的確な画像処理がされている一枚です。

セントレア賞

安藤修浩[愛知県 50代]
夕刻、キャセイパシフィック航空A330の離陸を対岸から撮影。引きで手前の家並み、海上空港らしさを意識しました。
NIKON D500 SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM 1/1000 F10 ISO200 WB:オート
備考:Lightroom Classicにて露光量、コントラスト、シャドウ調整。
撮影場所:みたけ公園展望台

【講評】
ルーク・オザワ:対岸ショットですね。色温度を変えたことで夕方の雰囲気が表現されています。手前の三角屋根の民家の輝きが好いですね。電柱も日本らしさがあって好きです。どこからエアボーン機が出てくるかは賭けになりますが、好い位置でした。

伊藤久巳:対岸からの撮影は、ある意味撮り尽くされた感もある。だが、こちら側の家並みをシルエットで大胆に画面に入れ込んできた。とても新鮮だ。もちろん、主題であるセントレアの風景は雲間からの斜光もあってとても印象的。

チャーリィ古庄:セントレアの空港島だけでなく、手前の常滑の家々を入れたアングルが評価できます。また雲の合間から差し込む斜光、機体の大きさ、タワーとのフレーミングが見事です。もちろん色味や適切な露出も素晴らしいです。

伊藤秀樹[愛知県 60代]
この日はDHLが3機揃うということでデッキ先端と絡むシーンを狙っていると、2機目のDHLがフルレングスから期待通りのドッカン上がり。強風のこの日でなければ捉えられない一枚になりました。
CANON EOS R6 Mark II RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM 1/1250 F9.0 ISO200 WB:オート
備考:Lightroomにて明瞭度、白レベル、黒レベル、シャドウの調整。
撮影場所:スカイデッキ

【講評】
ルーク・オザワ:1日狙ってもこれが撮れるという保証は無い作品ですが、条件が整ったところで狙い撃ち。それにしても、この上がりは半端ではありません。動揺することなくスカイデッキを取り込んだところも素晴らしいです。

伊藤久巳:30ノット近い強風を正面に受けての離陸、それならここでエアボーンするという予測のもと、まんまとこの作品をモノにした。読みの勝利だ。レタッチも効いているが、黄色に赤ラインというDHL塗装は逆光に強いか。

チャーリィ古庄:作者コメントによると強風でデッキのターミナル側以外は閉鎖という状況とのこと。光線も良くない時間帯なので私なら諦めてしまうかもしれませんが、そこを粘り、強風がゆえに早上がりする777Fを捉えた点がお見事です。

舟橋健人[三重県 40代]
国内線スポットに駐機する機体、昔は今よりも大きな飛行機がたくさん飛んできていたように思います。ここでジャンボジェットが撮れていたのが夢のようです。(2008年7月14日撮影)
Panasonic DMC-FZ50 1.3 F4.0 ISO100 WB:オート
備考:SILKYPIXにてトリミング、ホワイトバランス、彩度、コントラスト、シャープネス調整。
撮影場所:スカイデッキ

【講評】
ルーク・オザワ:当時は777(被写体はJA8199)と747が並んでいる光景が日常だったんですよね。そしてスポットに入っている4機すべてが現存していない機種とカラーリングというのも、20周年のアーカイブにふさわしい作品と感じました。

伊藤久巳:2社の大型機が並ぶセントレアのエプロンが懐かしい。手前は後にANAで最初に退役した777となるJA8199だ。そして、セントレアらしさの表現としては、747の向こうに見える737-700。セントレアのための特別塗装機「ANAゴールドジェット」が効いている。

チャーリィ古庄:セントレアだけでなく、伊丹でも福岡でも昔は747と777。それが今では737と787へと時代が変わりましたが、当時は何気ない一枚であっても今となってはとても貴重な写真です。手前の2機はもちろん、ゴールドジェット、JTAの737-400も懐かしく感じます。

審査員賞

伊藤久巳賞

下郷 淳[愛知県 50代]
海上の船舶からデッキとは異なる視点で撮りたくて、しかし波で揺れたのには苦労しました。
CANON EOS 5D Mark Ⅳ EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM 1/800 F7.1 ISO200 WB:オート
備考:Lightroomでノイズ除去、トリミング、自動補正。
撮影場所:セントレア付近海上

【講評】
伊藤久巳:747LCFの離陸を横から順光で綺麗に撮影した。そして、夕方なので必然的に海上から狙うことになる。だが、これが難しい。海の荒れ方によってはファインダーの中央に機体を捉えるだけでも至難ということさえある。そして、離陸はその機体の離陸重量と風にリフトオフする場所が左右されるが、離陸地点を読み切ってこの構図をモノにした。

ルーク・オザワ賞

吉田元輝[愛知県 20代]
雪山をバックに、朝日に照らされるボーイング777を狙いました。
CANON EOS R5 RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM 1/1250 F7.1 ISO800 WB:オート
備考:Lightroomで明るさ、色調整、トリミング。
撮影場所:スカイデッキ

【講評】
ルーク・オザワ:真冬の訓練機を雪山バックで捉えたカット。何度となく繰り返すタッチ・アンド・ゴーの光景を、朝一の光で、すかさず捉えたのだと思います。主翼が胴体にかからず、メインギアも両輪表現されていて素晴らしいです。ただ僕的には、ちょっと画面いっぱい過ぎて窮屈感も覚えます。山ももう少し上の空があるとなお良かったですね。望遠、寄り好きの伊藤久巳が絶賛するかと思われましたが、僕が先に選んでしまいました。

チャーリィ古庄賞

掛布巳幸[愛知県 50代]
雨で白っぽい景色になったので、スカイデッキの青い手すりを前ボケに利用して青空をイメージして撮影しました。機体のライトの映り込みも意識しました。
CANON EOS R5 RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM ※KenkoレンズフィルターPRO1D プロソフトンクリア(W)1/1250 F5.6 ISO500 WB:太陽光
備考:Digital Photo Professional 4で現像、明るさ、コントラスト、色彩、彩度補正。
撮影場所:スカイデッキ

【講評】
チャーリィ古庄:写真を見たとき、キレイだがこのフワッとした色味は何だろうと思い作者コメントを見ると、スカイデッキの手すりを前ボケに使用したとのこと。雨空に青の手すりをもってきて青いイメージを出されたのだと思います。アイデアはもちろん、画像処理の仕上げが美しく素晴らしいです。雨でもこんな写真が撮れるというお手本のような一枚です。

新人賞

佐間野 裕生[京都府 16歳]
光線がうまく入る一瞬を狙い、軽い流し撮りで撮影しました。機体のみでなくエンジンなどに当たる光線も抜群のタイミングを見計らい、さらに翼に機体の窓が反射している所も構図に入れつつ撮影しました。
NIKON Z 8 NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR 1/100 F8.0 ISO250 WB:自然光オート
備考:Lightroom Classicにて光量を調節。
撮影場所:スカイデッキ

【講評】
ルーク・オザワ:恐るべし16歳とまず記しましょう。僕が16歳の時にはもちろんフイルムの時代、このようなヒコーキ写真の世界は知る由もありませんでした。今はカメラも進化して凄い作品が撮れる時代になりました。でもそれは見る目があってこそ。ギラリと輝く瞬間を熟知した上での作品づくり、お見事です。

伊藤久巳:飛行機のメタリックなボディを、動く機体を追いながら光芒一閃で表現した秀作。機体各部は暗い中にもディテールを主張する。その暗部は完全につぶれてはいないが、少しだけ明るくするともっとよかったかもしれない。

チャーリィ古庄:ボディがキラリと輝く瞬間を狙う人は多いですが、露出とタイミングの難しさがあります。このカットはタイミングも文句なし、キャセイパシフィックの社名をつぶさず、翼、エンジンの輝きを残した露出、色味がいいですね。

澤田美麗[愛知県 11歳]
雪山と影を入れて、撮ってみました。
CANON EOS R10 EF100-300mm F4.5-5.6 USM 1/2000 F9.0 ISO1250 WB:オート
備考:Windowsフォトでトリミング、明るさ、シャドウ、コントラスト、彩度、暖かさを調整し、写真店でプリント。
撮影場所:スカイデッキ

【講評】
ルーク・オザワ:こちらもまた11歳とは恐れ入りました。777がエアボーンした背景は雪山。787とは違い難度の高い777のアンコリヒットも好いですね。機体が画面右寄りなので、センターに来るようにトリミングするのもありかと思います。

伊藤久巳:狙いは的確。早朝のANA訓練機777を雪の鈴鹿山脈をバックに狙った。機体のアップもいいが、こうして斜光が映す機体の影まで入れて撮るのも悪くないと思わせる作品。冬の朝、寒くて眠い時間におつかれさまでした。

チャーリィ古庄:小学生でこの写真を撮るとは、プロの航空写真家も顔負けのカットです。雪山、機体の影、777では難しい衝突防止灯が点灯したタイミング、さらには画像処理の面でも今後が楽しみな若手です。

伊藤蒼真[愛知県 17歳]
この日は月食で、月がどんどん欠けていくのを背景に、綺麗なフーシア色をしたピーチのA320が翼を休めている光景が印象的でした。
CANON EOS R3 EF24-70mm F2.8L II USM 1/10 F2.8 ISO800 WB:オート
備考:Digital Photo Professional 4にてホワイトバランス、色調整。
撮影場所:消防所前

【講評】
ルーク・オザワ:使用機材を見てプロ顔負け、いや僕もこのレンズは持っていない。ちょっとびっくりしましたが、その機材パフォーマンスを引き出しているところが素晴らしいのです。月の位置も好いですね。

伊藤久巳:月をバックにオーバーナイトステイのA320。晴れた空に月明かりが広がり、とてもいい雰囲気に撮れている。あえてグランドスタッフを写し込んでいるが、彼がいることで冷たい金属製の機体に温かみを与えていて大正解だ。

チャーリィ古庄:月食の日に飛行機と狙った一枚で、本人のアイデアと行動力の勝利です。月を入れて撮るとき、カメラのダイナミックレンジの関係で機体と両方を美しく引き出すのは難しいのですが、文句なしの設定です。

開港20周年特別賞

三好秀樹[愛知県 50代]
2015年6月22日撮影


【講評】
ルーク・オザワ:今現在も世界中で飛んでいる787。すべてはこのZA001から始まったと思うと感慨深いです。
伊藤久巳:おぉ、愛しの787 1号機! おつかれさま。
チャーリィ古庄:787到着時の記念すべきシーン、機体と建物のBOEINGが強調される絶妙なタイミングです。

新海徳榮[愛知県 70代]
2007年1月11日撮影


【講評】
ルーク・オザワ:今となっては貴重なカラーのLCF。記録として素晴らしいカットです。
伊藤久巳:中央翼付近から塗装を開始している!
チャーリィ古庄:ものすごく貴重なペイント前の747LCF、素晴らしい記録だと思います。

山本隆夫[愛知県 30代]
2017年12月17日撮影


【講評】
ルーク・オザワ:LCFあっての787というツーショット。もう2度と撮れないシーンですね。
伊藤久巳:この1号機の部位もここセントレアから747LCFでエバレットへ運ばれていった。
チャーリィ古庄:2機を見事に収めた貴重なワンシーンです。

牧野精一[愛知県 60代]
2008年5月6日撮影


【講評】
ルーク・オザワ:名古屋城の鯱にちなんで塗られたゴールドジェットをよくぞ2機捉えましたね。あ、フォッカー50も2機いた。
伊藤久巳:撮れそうで撮れなかったゴールドジェット2機並び。
チャーリィ古庄:このシーンは初めて見ました。構図もお見事。

鈴木智子[愛知県 50代]
2006年4月6日撮影


【講評】
ルーク・オザワ:リゾッチャにノースウエストの747。この時代が懐かしいです。
伊藤久巳:JAL747在来型「リゾッチャ」。懐かしい!
チャーリィ古庄:セントレアのリゾッチャ、大変貴重で後ろのレアなオーストラリア航空も懐かしく思います。

審査員講評

  • ルーク・オザワ

19回目にして、今年は初めてとなるセントレアでの審査会でした。これまで主に都内の編集部を会場として審査会を行なってきましたが、やはり窓の向こうに管制塔を見ながらの審査は臨場感があり、より熱が入ります。応募総数1,000点超えだけに、見応えがあったことは言うまでもありません。たくさんのご応募、ありがとうございました。

  • 伊藤久巳

今年は晴天順光、機体大きめの写真で勝負をかけた作品が例年よりも多く見受けられ、とてもうれしい限りだった。美しい自然現象を味方につけて広めに景色を入れて撮れば、カレンダーだけに入選する確率は高まるが、晴天順光、機体アップの作品もぼくが絶対に忘れることはない。今年は昨年を上回る作品数の応募をいただいた。ありがとうございました。

  • チャーリィ古庄

例年セントレアフォトコンテストの審査員を務めさせていただいていますが、応募作品を通じて新しいアイデア、新たなシーンを拝見でき、とても楽しいです。また一枚一枚、撮影時の苦労が伝わってくるような作品が選ばれています。コロナ時期と比べると格段に便数も多く撮影チャンスも増えているので、私も皆さんと同様、セントレアに通い作品作りを楽しみたいです。

・本事業はイカロス出版と中部国際空港の連携企画となっております。
・撮影データ等は応募者からの内容に基づくものです。
・年齢等は応募時のものとなります。
・受賞作品の無断での転載、複製、改変は固く禁じられています。利用を希望される場合は、事務局まで事前にご連絡ください。

各年度の入賞作品